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Studyplusトレンド研究所

“渋ハロ” に対する渋谷区の対応、6割以上の学生が「いいと思うが、効果があるかは疑問に感じる」と回答 ~4,064名の学生にハロウィンに関する調査を実施~




今年もハロウィンの季節がやってきました。

多くの街で、イベントやパーティーが開かれるようです。


ハロウィンイベントの中でも、最もメジャーなのが「渋谷ハロウィン」。

例年の混雑状況などを踏まえて、渋谷区が発表した対応が、世間を賑わせています。


一連の状況を見て、中学生・高校生・浪人生・大学生の若者たちは、どのような印象を抱いているのでしょうか?

ハロウィン自体への印象や参加状況も含めて、調査致しました。



 

<調査概要>

  • 調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(中学生・高校生・浪人生・大学生)

  • 回答者  : 4,064名(中学生:799名、高校生:2,703名、大学生・浪人生:562名)

  • 調査方法 : インターネット調査

  • 調査時期 : 2023年10月20日〜10月23日


※本調査におけるデータは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。


 

“渋ハロ” に対する渋谷区の対応、6割以上の学生が「いいと思うが、効果があるかは疑問に感じる」


まずは回答した学生の「渋谷ハロウィン」参加経験についてです。


「参加したことがある」は2.2%。

「参加したことはないが、いつか参加したいと思っている」が16.3%でした。

合計して2割弱が、参加経験・参加意欲がある結果です。


年代別は、以下のような状況でした。

参加経験は大学生が最も高く、参加意欲は中学生が最も高い結果です。



では、今年の参加予定はどうなのでしょうか?

中学生・高校生・浪人生・大学生の参加率は1.8%という結果でした。



続いて、この季節に毎年ニュース報道がされる「渋谷ハロウィン」に対するイメージを聞きました。

最多回答は「迷惑行為・危険行為が多い」で9割でした。

一方で、「楽しそう・盛り上がっている」の回答も3割以上。

「楽しそう・盛り上がっている」と「迷惑行為・危険行為が多い」を同時回答した割合は、28.0%という結果でした。


直近で話題になっている渋谷区の対応については、どのような感想を抱いているのでしょうか?

全体的には、ポジティブな反応でした。

1/4が「いいと思う、効果を期待している」という回答。


一方で、効果については疑問を感じている学生も多く、6割以上は「いいと思うが、効果があるかは疑問に感じる」という回答でした。



自由回答項目についても、紹介していきます。

「渋谷ハロウィン」の対応について、自分たちならどのように考えるか、を聞いてみました。

全体的に、予約制、会場設置など、安全性を担保するためのアイディアが多い結果になりました。

ある程度の規制が必要だと考える学生が多いようです。


自由意見では、以下のような回答が見られました。

全体的に“渋ハロ”に対するネガティブな印象のコメントが多いものの、「体験したい」といったポジティブなコメントも見られました。


 

低年齢ほどハロウィンを「恒例行事だと思う」割合やイベント参加経験率が高い結果


続いて、ハロウィン全般に関する調査結果をご紹介します。

世の中に大きく浸透し、多くのハロウィンイベントが行われるようになったのは近年の印象もありますが、若い世代の受け止め方はどうなのでしょうか。

全体の約7割が「ハロウィンは恒例行事」と回答しました。


年代別でも「恒例行事だと思う」が多数派。

年齢が下がるにつれて割合が高く、中学生では7割を超える結果となりました。


多くの方にとって恒例行事だと認識されていることがわかりましたが、イベントやパーティーにも参加しているのでしょうか?


2割が地元のイベントに参加、5割が友達や家族とパーティーの実施経験あり。

参加したことはない割合は2割程度でした。多くの方が、参加経験があるようです。


年代別も確認します。

中学生が最も参加経験率が高い結果です。

街ハロの経験率に関しては、大学生が最多という結果も見られました。



最後に、今年のハロウィンの過ごし方についてです。

中学生はハロウィン行事への参加率が高く、高校生は「勉強」、大学生・浪人生は「何もしない」割合が比較的高い結果になりました。

「何もしない」方も一定数おりましたが、低年齢ほど今年のハロウィンを楽しむ傾向が現れました。



 

Studyplusトレンド研究所 調査所感



渋谷区が対応策を発表したことで、話題となっている「渋谷ハロウィン」。

過去には渋谷区が主導して積極的に街へ誘致していた過去を知っている学生もおり、さまざまな視点での意見が寄せられました。

調査に協力してくれた学生の回答を見ると、“渋ハロ”に対してのネガティブな印象が強く根付いている一方で、参加意欲も一定数感じられるような結果となってます。「あなたが「渋谷ハロウィン」を安全なイベントにするならどのようなアイディアがありますか?」という調査項目では、安全性を担保するためのアイディアがたくさん見られており、世間的な印象がポジティブに変わった際には、より多くの学生が参加する可能性があると感じました。


ハロウィン全般について調査した項目の回答を見ると、低年齢層ほどハロウィンのイベントやパーティーへの参加経験率が高いことが分かります。ここ近年で、ハロウィンが恒例行事として根付いてきたことを示すデータだと言えるのではないでしょうか。

今後、定点的に観測することで、世の中におけるハロウィンの位置付けの変遷が分かってくるかもしれません。

今後もStudyplusトレンド研究所では、注目していきたいと思います。



 

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