今回の記事では、「塾・予備校に関するアンケート調査」に続く形で、「通信教育に関するアンケート調査」をご紹介します。
多くの中高生たちが通信教育を受講し、日々の勉強を頑張っています。
塾・予備校の結果とも比較しながら、中高生たちがどのような目的・きっかけで通信教育を受講しているのか、その傾向を掴むべく調査を行いました。
<調査概要>
調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(現在、通信教育を受講中の中高生)
回答者 : 1,060名
調査方法 : インターネット調査
調査時期 : 2022年7月7日〜7月8日
受講中の通信教育に関して
まずは、通信教育の受講目的についてです。
全体で最も多かったのは、「学校の成績を上げたかったから」。
中学1年生から高校2年生に至るまで、1位は「学校の成績を上げたかったから」という結果に。
高校3年生のみで、「受験対策がしたかったから」が1位となりました。
『塾・予備校に関するアンケート調査』では、全体で最も多かったのは「受験対策がしたかったから」(70.4%)、続いて「学校の成績を上げたかったから」(52.8%)という結果でした。
通信教育の方が、受験より学校成績のための受講、という傾向が見えます。
現在、利用している通信教育の受講を決めたプロセスについて
続いて、受講の決定者・決め手を聞いていきます。
受講の決定者は、いずれの学年でも「本人」が最も多い結果に。
中学生は「保護者」が決定することも多く、全体の約4割を占めています。
高校生は「学校」で利用することが決まるケースも多く、全体の約3割を占めました。
受講の決め手となったのは「カリキュラムが自分向きだったから」が多く、特に中学生では多くの割合を占めました。
高校生になると「受講料が安かったから」の割合が高く、高校3年生では「カリキュラムが自分向きだと思ったから」よりも多い結果を得ました。
また高校生に関しては、「学校で推奨された・受講することになった」の割合が一定数ありました。
『塾・予備校に関するアンケート調査』では、通信教育にはない項目「通いやすい立地だったから」が最も多い結果でした。中学生では「ライバルと競い合える環境があると思ったから」「地元や友人の間で評判が良かったから」の割合が高く、高校生では「カリキュラムが自分向きだと思ったから」の割合が高い結果に。
通信教育との差異が現れています。
続いて、通信教育を知ったきっかけを聞いていきます。
中学生で最も多かったのは「親が知っていた」で約4割。
続く形で、「SNSの投稿」「インターネット広告」「テレビやラジオ等のCM」「新聞広告やチラシ」の割合が高く、メディア接触による認知が高い結果となりました。
高校生では「SNSの投稿」が1位に。
「親が知っていた」の割合が低下し、4位となりました。
『塾・予備校に関するアンケート調査』では、中学生では1位「親が知っていた」(45.7%)2位「友人や先輩からの口コミ」(34.8%)、高校生では1位「友人や先輩からの口コミ」(35.1%)2位「親が知っていた」(27.7%)。
通信教育はメディア経由での認知が高い一方で、塾・予備校では知人経由・口コミによる認知が高い結果を得られました。
最後に、通信教育をはじめたタイミングについてです。
「ちょうどよかったと思う」の割合が高く、全体で見ても7割を占めました。
受験学年である中学3年生・高校3年生になると、「ちょうどよかったと思う」の割合が下がり、「遅かったと思う(もっと早く始めておけばよかった)」の割合が上がる傾向に。
『塾・予備校に関するアンケート調査』も、「ちょうどよかったと思う」が最も高い割合となっていましたが、その割合は通信教育の方がより高い結果を得ています。
Studyplusトレンド研究所では、学習管理アプリ「Studyplus」のユーザーである若者に向けて、定期的に調査を行っています。
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